2022年5月11日、オリックス株式会社(証券コード:8591)は株主優待制度を廃止すると発表しました。
*オリックスは2010年より「株主カード」の提示によるグループ展開サービスの割引優待制度を開始し、2015 年よりカタログギフト方式の「ふるさと優待」を実施。
株主優待制度の廃止について
①株主カード
2024年3月31日時点の株主名簿に記載のある株主への送付をもって「株主カード」による株主優待を廃止。
*カード裏面に記載される有効期限(2025年7月31日)まで利用可能。
②ふるさと優待
2024年3月31日時点の株主名簿に記載のある株主への送付をもって「ふるさと優待」による株主優待を廃止。
株主優待制度の廃止理由
- 株主への公平な利益還元の在り方を検討した結果
- 配当金等による利益還元に集約するため
ちなみに、2022年5月11日時点におけるオリックスの年間配当利回りは3.40%です。
今後の利益還元は配当金等とニュースリリースには記載あり。「等」の配当金以外の株主還元が気になるところ。
これまでオリックスはカタログギフト方式の「ふるさと優待」がいただけたので、廃止は寂しいですね。
オリックスの個人株主は約75万人と多く、株価への影響が気になります。
今後は配当銘柄として、同社の今後の企業活動に注視していきましょう。
また、先日は同じく人気優待銘柄のJTも株主優待を2023年の発送分を最後に廃止すると発表したばかり。
株主優待は海外では見られない日本独自の施策のため、今後は経営効率化の観点で廃止銘柄が増えないことを祈るばかり・・・。
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