投資初心者にとって、米国株投資はハードルが高そう・・・と感じてしまうかもしれません。
一方で、米国は今後も人口増加が見込まれています。
米国の人口は、2019年の推計では3億2,906万人でした。2019年に国連が公表した世界人口予測では、2050年におけるアメリカの人口を3億7,942万人、さらに2100年時点では4億3,385万人と予測しています。
人口増加に伴い、経済の拡大によって資本が集まる可能性が高まるため、資産形成において米国投資は重要な選択肢になるといえます。
今回は、米国株のメリット、手軽に分散投資ができる投資信託についてご紹介します。
目次
米国株のメリット
- 1株から買える
- 3ヶ月に一回配当がもらえる
米国株は1株(数百円)から購入できるため、初心者でも投資を始めやすいです。
また、日本株は配当年2回がほとんどですが、米国株は年4回配当の企業が多く存在します。
この理由として、米国企業は「会社は株主のものであり、株主へ積極的に利益を還元する」の考えが強いためです。
米国株を購入できる証券会社は複数ありますが、特におすすめはネット大手証券会社(マネックス証券、DMM証券、SBI証券、楽天証券)です。
※21.8/21時点 各証券会社HPより引用
上場投資信託(ETF)とは
米国株の上場投資信託(ETF:Exchange Traded Fund)とは、米国の証券取引所に上場し、市場で売買できる投資信託です。
米国株ETFは、NYダウやS&P500といった株式指数との連動を目指すものが代表的です。
また、米国株ETFの特徴は次の通りです。
- 手軽に分散投資できる
- コストが低い
- 取引所でリアルタイムに売買できる
おすすめの米国株投資信託(ETF)
米国株ETFは数多くの銘柄がありますが、特におすすめが次の4銘柄です。
ティッカー | 名称 | 投資対象 | 配当月 |
VOO | バンガード・S&P500ETF (S&P500) | 米国 (S&P500) | 3、6、9、12月 |
IVV | iシェアーズ・コア S&P 500 ETF (S&P500) | 米国 (S&P500) | 3、6、9、12月 |
VYM | バンガード・米国高配当株式ETF (FTSEハイディビデンド・イールド・インデックス) | 米国 (高配当銘柄) | 3、6、9、12月 |
SPYD | SPDR ポートフォリオS&P 500 高配当株式ETF (S&P 500 高配当指数) | 米国 (高配当銘柄) | 3、6、9、12月 |
どの米国TFも幅広い企業に分散投資をしているから、リスク低減と個別銘柄の分析時間短縮に繋がるね。
VOO (バンガード・S&P500ETF)
VOO (バンガード・S&P500ETF)は、バンガード社が提供する米国株式市場のパフォーマンスを示すS&P500指数への連動を目指すETFです。
投資対象は米国大型株式が大部分を占め、米国の主要業種を代表する500銘柄で構成され、低コスト(約0.04%)が特徴です。
ティッカー | 年間配当利回り | 更新日 |
VOO | 1.31% | 21.8/21 |
IVV (iシェアーズ・コア S&P 500 ETF)
IVV (iシェアーズ・コア S&P 500 ETF)は、iシェアーズ社が提供する米国株式市場のパフォーマンスを示すS&P500指数への連動を目指すETFです。
投資対象は米国大型株式が大部分を占め、米国の主要業種を代表する500銘柄で構成され、低コスト(約0.04%)が特徴です。
ティッカー | 年間配当利回り | 更新日 |
IVV | 1.28% | 21.8/21 |
VYM (バンガード・米国高配当株式ETF)
VYM (バンガード・米国高配当株式ETF)は、バンガード社が提供するFTSE ハイディビデンド・イールド・インデックスのパフォーマンスへの連動を目指します。
FTSEハイディビデンド・イールド・インデックスは、FTSEグローバル・エクイティ・インデックス・シリーズ(GEIS)の米国コンポーネントの派生インデックスであり、高い配当利回りの銘柄で構成されています。
ティッカー | 年間配当利回り | 更新日 |
VYM | 2.75% | 21.8/21 |
SPDR ポートフォリオS&P 500 高配当株式ETF
SPYD (SPDR ポートフォリオS&P 500 高配当株式ETF)は、米国S&P500指数構成銘柄のうち、高配当利回り上位80銘柄に投資します。
ティッカー | 年間配当利回り | 更新日 |
SPYD | 4.83% | 21.8/21 |
おわりに
今回はおすすめの米国株ETF×4選をご紹介しました。
ETFは幅広い業種の個別株に分散投資できるため、値動きに一喜一憂せずに長期目線で資産形成できるのが強みだと言えます。
最後に、米国株投資のハードルが高いと感じる方に向けて、円建てで米国ETFへ投資できる銘柄をご紹介します。
【1655】ISS&P500米国株
【1655】ISS&P500米国株は、米国を代表する株価指数であるS&P500指数を日本円に換算した「S&P500(TTM、円建て)」との連動を目指すETFです。
国内組成のETFであり、国内株式と同様に取引ができます。
日本の証券取引所で円建てで米国ETFに投資できるから、比較的簡単に始められるね。
米国株を購入できる証券会社は複数ありますが、特におすすめはネット大手証券会社(マネックス証券、DMM証券、SBI証券、楽天証券)です。